人工透析について

血流量について

血流量とその意味

血流量(血液流量、血流速度)は、1分間(minute、略してm)あたりに何mlの血液が穿刺された針から取り出されて浄化されるかを示す数値で、「○○○ml/分」もしくは「○○○ml/m」と表されます。

血流量が増えると、その分より多くの血液が浄化を受けることができるようになります。

血流量を増やすことによる効果

(1)透析者の生命予後を改善する、(2)合併症の種類を減らす、(3)合併症の重さを軽減する上で望ましい透析条件として

  • 透析時間をできる限り長くする
  • 透析の効率をできる限り高くする

が挙げられます。

結局のところ、透析者の寿命をのばし合併症の種類を減らしたりその症状を軽くしたりするには、できる限り効率の良い透析をなるべく長時間行う必要があるということになります。

これはDOPPS(Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study)と呼ばれ透析の治療効果や予後への影響を調査する国際的な研究によっても認められているエビデンス(evidence;根拠、証拠)です。

性能が良いダイアライザーの使用、通常の血液透析(HD)では対応できない大きさの分子量を持つ尿毒素を除去する血液濾過透析(HDF;当院ではオンラインHDFを採用)の実施、血流量・透析時間の増加を組み合わせることで、従来よりもより十分な血液浄化が可能となります。

こやまクリニックにおける透析での血流量

現在こやまクリニックでは多くの方が血流量300ml/分~400ml/分で透析を受けており、本人から希望が出た場合には色々な条件をふまえた上で院長と相談し血流量を上げるという形を取っています。今のところ申し出が無いため400ml/分を超える血流量の方はいませんが、希望がありかつ適応があればゴーサインを出す態勢は整っています。

透析時間以外にも上記の血流量に関する希望がありましたら、お気軽にご相談ください。転入相談・病院見学の際に伝えてくだされば、それらの要望を踏まえた上で院長から今後の方針について提案させていただきます。

こやまクリニックで使用している針の太さについて

当院では血流量に応じて14G~19Gの針を使用しています。

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